Bitstampは欧州で導入が予定されている暗号資産規制「MiCA」について、現在3つの欧州の銀行と提携を検討していると述べました。

MiCA(Markets in Crypto-Assets)は、欧州連合(EU)が策定した新しい暗号資産に関する法案です。この法案の背景には、暗号資産取引所やウォレット事業者に対する規制の強化、ならびに暗号資産利用者の保護があります。

2023-10-10 - 07:30
2024-03-07 - 21:01
 0  28
Bitstampは欧州で導入が予定されている暗号資産規制「MiCA」について、現在3つの欧州の銀行と提携を検討していると述べました。
MiCAは、2022年7月に欧州議会で可決され、2024年1月の施行が予定されています。

欧州の暗号資産規制が進行中の中、bitstampのCEOであるRobert Zagotta氏がCoinDeskでのインタビューに応じ、欧州の新たな暗号資産規制「MiCA」に関する取り組みや見解、そして欧州の銀行との提携についての考えを明らかにしました。

  1. MiCAの背景: MiCA(Markets in Crypto-Assets)は、欧州連合(EU)によって策定された新しい暗号資産規制の法案です。この法案は、2022年7月に欧州議会で可決され、2024年1月に施行される予定です。MiCAの主な目的は、暗号資産取引所やウォレット事業者に対する規制を強化し、消費者や暗号資産の利用者を保護することです。

  2. Zagotta氏の見解: Robert Zagotta氏は、MiCAの導入を歓迎しており、これによって欧州の暗号資産市場が拡大すると予想しています。彼の見解によれば、MiCAの導入により、暗号資産取引所やウォレット事業者への需要が増加すると考えられます。

  3. bitstampの戦略: この市場の拡大を見越して、bitstampは現在、欧州の主要な銀行であるドイツのCommerzbank、フランスのBNP Paribas、スペインのBBVAとの提携を検討しています。これらの銀行との提携を通じて、bitstampは資金調達やサービスの提供を強化し、欧州での事業拡大を目指しています。

MiCA(Markets in Crypto-Assets)は、欧州連合(EU)が策定した新しい暗号資産に関する法案です。この法案の背景には、暗号資産取引所やウォレット事業者に対する規制の強化、ならびに暗号資産利用者の保護があります。このMiCAは、2022年7月に欧州議会で可決され、2024年1月の施行が予定されています。
 
Zagotta氏は、このMiCAの導入を非常に前向きに捉えており、その理由として、MiCAの導入によって欧州の暗号資産市場が拡大するとの予想をしています。特に、暗号資産取引所やウォレット事業者に対する需要が増加すると見込んでおり、この動きを受けて、bitstampも欧州の銀行との提携を強化し、事業者への資金調達やサービスの提供を拡大する計画を持っています。
 
具体的な提携先としては、ドイツのCommerzbank、フランスのBNP Paribas、スペインのBBVAが名前として挙げられています。また、別の記事では、英国のBarclaysやドイツのDeutsche Bankとの提携も検討されているとの情報もある。これらの銀行は欧州を代表する金融機関であり、それぞれが持つ豊富な資金力や金融取引のノウハウを活用して、bitstampの欧州市場での展開を一層強化する狙いがあると言えるでしょう。
 
このような動きは、欧州における暗号資産市場の今後の成長と、それに伴う金融機関との連携の重要性を示しています。MiCAの導入という大きな変革の中で、bitstampをはじめとする暗号資産取引所がどのような戦略をとるのか、そしてこれからの欧州の暗号資産市場がどのように変わっていくのか、非常に注目されるところです。

MiCAとは何か?

MiCA「Markets in Crypto-Assets」の略称で、欧州連合(EU)が策定した暗号資産市場を対象とした法的規制です。2020年9月にEU委員会から提案され、2023年5月にEU議会およびEU理事会で採択されました。

追記:

What's Your Reaction?

like

dislike

love

funny

angry

sad

wow

bfmedia編集部 bfmedia編集部